2023.11.25（土）14:00から徳山保健センター健診ホールにおいて、当法人主催の「ＡＣＰの共室」を開催しました。

このイベントは、日頃その重要性を人に語っている自分たちは、きちんと人生の終末期をイメージしたり、誰かに話したりしているのか･･･という疑問を解消すべく、会員の皆様や医療・福祉等に携わる専門職で、もう一度ＡＣＰについて一緒に学んだり考えたりすることを目的として開催しました！

1限目は「ACPって何？ーもしものとき、どうする？あなた一」と題して、おのクリニック院長で当法人の理事長である小野薫医師が講演を行いました。

人がどんな風に枯れていくかや、人が自分らしく生きていくために人とのつながりが重要であることなどを語りました！

2限目は、「もしものときは、誰かを頼っていいんだよ」と題し、当法人の3人のコアメンバーが話をしました。

①がん支援･･･藤本育栄（ポポメリー代表）
②メンタルヘルス･･･未田 真由美（NPO法人周南さわやか会 理事長）
③認知症支援･･･堀家幸美（周南北部地域包括支援センター 看護師）
知っているようで知らない情報や、新しい考え方・価値観を伝えることができたのではないかと思います。

併せて、困ったら「助けて」って言っても良いんだというメッセージも！

3限目は、「もしバナゲームをやってみよう！」を合い言葉に、実際にもしバナゲームを行いました。
「もしバナゲーム」とは、「人生の終末期にどう在りたいか」について話し合うきっかけを作るカードゲームです。

全体のファシリテーターを通山和史弁護士が、グループファシリテーターを当法人コアメンバーが行いました。

笑顔！ときどき真剣な顔！

日頃、なかなか人に話すことのない、「人生の最期をどのように迎えたいか」「ケアや治療を受ける際に何を大切にしたいか」などをカードの内容を元に考えたり、語ったりしました。

皆さんからは、「面白い」「抵抗なく語ることができる」「自分と向き合える」等などの感想を聴くことができました。

是非、自分のご家族と行ってほしいと思います。

今回、初の試みでＡＣＰについて一緒に考えるイベントを行いました。30人を超える方が参加してくださり、有意義な時間を過ごすことができました。

いずれは拠点を創り、居場所や相談場所としての機能を発揮していきたいと思いますが、今のところは、今回のような地道な活動を継続していきたいと考えています。

ご参加・ご協力くださった皆さん、本当にありがとうございました。